ブリヒラはブリの卵にヒラマサの精子をかけた交雑種で、近畿大学が世界で初めて作出に成功したハイブリッド魚です。
魚種豆知識
近畿大学が作出に成功した、ブリとヒラマサを掛け合わせた魚種です。脂のりがよく旨味が強いが身が柔らかいブリと、コリコリとした食感が楽しめ、脂身が少なく淡泊な味わいのヒラマサを掛け合わせることで、ブリのうまみとヒラマサの歯ごたえ、美しさを兼ね備えています。
養殖方法
ブリ類の養殖に用いる種苗はほとんどが天然海域で採捕されたものですが、持続可能な食材への意識の高まりを背景に、人工種苗のニーズが高まっています。近畿大学では昭和43年(1968年)、世界で初めてブリの種苗生産に成功しました。昭和45年(1970年)には、脂の多いブリに、色持ちが良く弾力性に富むヒラマサを交配させることで、両種の良さを併せ持つ交雑魚「ブリヒラ」を開発し、品質改良と量産化に取り組んでいます。近年、ブリの親魚水槽を拡充し、ブリヒラ種苗の増産体制に取り組んでいます。
養殖の歴史1970年 交雑種ブリヒラを世界で初めて生産。
生産現場の様子
1970年 | 交雑種ブリヒラを世界で初めて生産。 |
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ブリヒラが水中で泳ぐ様子です。