水温が20℃以下の渓流域(河川の上流)に生息し、サケの仲間である。ほとんどは河川で一生を終えるが、ごく一部は海へ下るものがあり、それらはサツキマスと呼ばれ生存数が激減している。淡白な味で非常に美味である。
魚種豆知識
春になると動きが活発になり、特に雨の後は非常に活発に行動する。そのため和歌山県の一部の地域では「アメノウオ」や「コサメ」といった呼び名があり、釣りの対象魚として人気がある。
養殖方法
新宮実験場が開設されて以来、当初から選抜育種を重ね、優れた形質のアマゴを生産することに成功し、現在17代目に至っています。生まれた稚魚たちは、地元産として和歌山県内の河川にも放流されています。
養殖の歴史1976年 新宮実験場で、和歌山県古座川水系の親魚から採卵し、養殖を開始。 2012年 浦神実験場で、降海型であるサツキマスの海上飼育(冬季)を試験的に開始。
生産現場の様子
1976年 | 新宮実験場で、和歌山県古座川水系の親魚から採卵し、養殖を開始。 |
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2012年 | 浦神実験場で、降海型であるサツキマスの海上飼育(冬季)を試験的に開始。 |
人工授精をおこなうため、雌親魚から採卵しているところ。