古代魚であるシーラカンスが多く生存していた時代から、ほとんど進化していない魚類で、生存数が減少してきており、種類によってはワシントン条約の規制対象魚種になっている。卵の塩漬けは世界三大珍味の一つであるキャビアとして非常に有名。
魚種豆知識
名前の由来は、体の表面に大きな板状の鱗があり、その形が昆虫のチョウチョに似ているからと言われている。寿命は60年前後と言われていて非常に長寿。
養殖方法
ふ化後1か月、全長約8cmの小さな稚魚を導入してから現在まで、清らかな高田川の河川水を飼育水として利用し、自然の状態で飼育しています。環境変化による体調の悪化や病気などに注意しながら、最善の状態を維持するため、流水量の変化には特に注意し、時には夜間も作業を行います。
養殖の歴史1995年 新宮実験場で新魚種開発のため養殖を開始。 2008年 養殖開始から13年経過し、初めてキャビアの加工に成功。
生産現場の様子
1995年 | 新宮実験場で新魚種開発のため養殖を開始。 |
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2008年 | 養殖開始から13年経過し、初めてキャビアの加工に成功。 |
取り出した卵の成熟状態を調べているところです。