マサバは、背中に青黒色の波状模様があるのが特徴です。この模様は、個体によって少しずつ異なり、まるで指紋のようにマサバを見分ける手がかりになります。
魚種豆知識
広い海を群れで回遊する魚で、季節や水温の変化に合わせて日本近海を北へ南へと大移動します。
動物プランクトンや小魚などをたくさん食べる、食欲旺盛な魚です。成長が早く、1年で20cm、2年で30cmほどにまで成長します。
養殖方法
近畿大学水産研究所および水産養殖種苗センターでは、平成11年(1999年)から本格的にマサバの種苗生産を始めました。
当初はマサバの養殖研究を通して、同じサバ科であるクロマグロの種苗生産技術を向上させることが目的でした。
マサバの種苗生産は比較的容易であり、稚魚からの成長も順調に進み、そこから約3年をかけて親魚になるまで飼育し採卵の成功を経て、平成14年(2002年)に、完全養殖に成功しました。
養殖の歴史1999年 マサバの種苗生産開始。 2002年
生産現場の様子
1999年 | マサバの種苗生産開始。 |
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2002年 |
マサバが水中で泳ぐ様子です。